黄色い手帖と白い世界 赤いギターと黒い船

少しだけ 背中をおせる 物語

朝日野さんの過去

「イエロウ、ごめん。ちょっといいメロディーが浮かんでさ。音楽室に引きこもりたいんだ。」 なんだろう。引きこもりって言葉がカッコよく聞こえる。ものは言い様って事か。違うな。 「あぁ、分かった。俺のギターの練習なら自分の部屋でも出来るしな。また…

『コードって何?』灰場ロック

灰場とバンドを組もうという話になった後、灰場から教えてもらった通りにギターの練習をしていた。右手と左手の押弦と弦を弾くタイミングを限りなくゼロに近づける、という内容のもの。灰場曰くはこれが上手く出来るようになると見違えるほどギターの音がカ…

『ギターを始める為に知っておく事』灰場ロック

灰場にバンドに誘われてからというもの、朝食後はスタジオ(音楽室の事だが、この言い方の方が灰場的にいいらしい。バンドマンぽい。)に入る。 「ここ数日一緒にやって分かった。イエロウはあんまり上手くないね。」 直球ぅ! 「センスとか知識とかの前にもう…

『出来っこないをやらなくちゃ』灰場ロック

いかん。寝不足だ。背中がいてぇ。 さすがに鬼丸は人生変えるほどの努力をしているだけあって、トレーニングのコツを心得ている。教えてもらった通りにやると効く効くぅ。おかげで筋肉痛も一人でやっていた時と全然違う。きっつー。 今日も朝食は鬼丸と灰場…

【デッドリフトのやり方】赤鬼トレーニング

さてと、今日も元気に鬼ヶ島へ。 「来たな!イエロウ!さっそく始めるぞ!」 「今日は背中のトレーニングを行う!」 「背中ね。オーケーだ。男は背中で語ると言うからな。」 「いい事を言うではないか!その通りだ!背中をちゃんと鍛えると見違えるほど体型…

クロへの報告

「おはようございます。イエロウくん。」 「おはようございます。」 朝食後、絶賛筋肉痛の僕に話しかけてきたのはクロだった。 「ちょっとお話ししませんか?」 「いいですよ。」 では、と言って先を歩くクロについて行った。入ったのはブリーフィングルーム…

【ダンベルフライのやり方】赤鬼トレーニング

「ふぅ。ベンチプレス終わり。キツい。」 「久しぶりで体がなまってたんだろう!」 「つっても一週間前にはやってたんだよ。ただやっぱり、独学よりちゃんと教わった方がいいとは実感してる。筋肉への利き方が今までと全然違うな。」 「そうだろう!?それに…

【ベンチプレスのやり方】赤鬼トレーニング

「よっしゃあ!では今日も始めようか!」 夕食後、鬼ヶ島。トレーニングルームの事を鬼ヶ島呼ぶ事にした。我ながらいいネーミングだ。 「イエロウ!今日は胸のトレーニングをするぞ!」 「オッケーだ。」 「ところでお前は胸のトレーニングと言えば何を思い…

グレイトフル アライブ

「おはようっす。」 灰場さんが後ろから声を掛けてきた。振り返ると、出で立ちは昨日と同じだが今日はメガネを掛けている。 「おはようございます。昨日はよく眠れました?」 「起きたのさっきっす。」 まさかの24時間。徹夜して1日寝るって極端過ぎるだろ。…

【筋トレのメリットとデメリット】赤鬼トレーニング

「さて。」 じゃあ行きますか。 夕食を終えて2時間ほど時間を潰し、昨日と同じ時間にトレーニングルームへ。今日から本格的にトレーニング開始だ。 「お!来たな!」 「早いな。」 「メシを食ってからずっとここに居るからな!」 なんで?バカなの? 「まぁ…

8号室の灰場隆

〜 「んー・・・。」 アラームを止めて起きる。 また新しい朝だ。 いやぁ昨日は久しぶりによく喋った。 多少疲れたが、その分良く眠れた気がする。良く寝たら腹が減るのは何故だろう。体の不思議。 「とにかくまずは朝メシだな。」 さっさと着替えを済まして…

泣いた赤鬼

「さて。」 時間だ。 鬼との対峙である。 武器はない。犬もいない、猿もいない、雉もいない。防具は普通のジャージ。 だが臆さない。怯えない。引かない。逃げない。 「行くか!」 いざ! 鬼ヶ島へ! トレーニングルームに到着すると、すでに赤鬼は立ってい…

3号室の朝日野みかん

今日は自分だけで船の中を歩いてみた。昨日はクロが案内してくれたが、もう一度自分の眼でしっかり見て行きたかった。 というのは建前で。 要は 暇だったのだ。 がびーん。 でも僕の仕事は日記を書くことだぜ? 日記を書くにはさ、やっぱり何か出来事がない…

2号室の鬼丸

朝6時半。 6時の目覚ましで一旦起きて少しだけ二度寝する。 いつも通りの起き方。 いつも通りトイレに行き、いつも通り顔を洗って、いつも通り着替えを済ます。 いつも通りのルーティンだ。 「さて。今日は初仕事だ。」 まずは腹ごしらえ。 時刻もちょうど7…

船の中

「さてまずは船の中を案内致しましょう。」 そういって部屋の扉を開ける。 所々から垣間見える所作の数々は彼の教養の高さを伺わせる。 きっといい家で生まれ育ったのだろう。 なにがキッカケでこんな船に乗っているのだろうか? 後で聞いてみよう。 「まず…